第1章

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そんなことにもくじけず、今をやっていけているのは、隣の席の男の子のおかげ。 中学のころから好きだった橋本優(はしもとゆう)君。 中学を合わせて今までの4年間1度も同じクラスになれなかったのにやっと同じクラスになれたと思ったら、初めての席替えで隣の席になるという。 帰宅部の私と違って中学のころからサッカー部で活躍?しているかはわからないけど、想いを寄せているわけです。 別にサッカー部の試合を見に行かないし、誕生日も血液型も知らなければ話したこともないんですけど。 そう思って、昼食のためにスクールバックから毎朝お母さんが作ってくれているお弁当を出そうと思った時。 「ねぇ。」 ずっと、好きだった、いや、今も好きな人に話しかけられました。
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