第1章

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「へ?いや、バカですけど。あと、英語の授業も分かりませんでした。ごめんなさい。」 なぜか最後は謝ってしまった。私ってMっぽい人だったのかな? 「じゃあ、放課後わかんないとこ教えるよ。」 「いや、いいですよ。全然いいです。ホント間に合ってるんで。」 日本語も話せなくなってしまった。 何が間に合ってるんだろ? 「は?日本語も話せない人だったの?てか、そんなんで次のテスト大丈夫なの? この前のテストも赤点とって補習受けて、追試まで受けてたじゃん。」 な、なぜそれを。赤点とったことまで知られてるとか。 「それとも、用事?バイトとか?」 「いや、バイトはしてるけど、今日はシフトはいってなかったはず…。あ!」 ここで、バイトです。そうなんです。っていえばよかったんだ。 「何後悔してんの?バイトしてんだ。へー。じゃあ、放課後勉強だね。」 顔は笑ってますけど目が笑ってませんよ?
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