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「って、誰に説明してるんだろ、僕」
退屈すぎて、頭がおかしくなったのかな?
『さっきから、何を一人でブツブツ言っておるのだ、ユキ』
「え?」
僕の後ろの茂みの中から、1匹の魔物が現れ、話しかけてきた。
「ああ、なんだフェンか。おはよう」
話しかけてきたのは、僕がこの森に始めて来た時に色々世話になり、その時からずっと一緒にいる魔物だ。
僕はフェンと呼んでいる。
『ああ、おはよう。
何だ、我が居ては不満か?』
「違うよ、最近魔物が出て来なくなったから、退屈なんだ」
まあ、フェンについてはまた後で説明するよ。
『何故か簡単に済まされた気がするのだが…』
「気のせいだよ、気のせい」
『…まあいい』
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