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ある日、少女は思った。
人間の喜びと悲しみは何処から生まれるのか
人間の感情が変化するのは何故か
人間の嘘はいくつの種類があるのか
それぞれ人間の視点は違う
その視点に人間は狂い惑わされ堕ちてゆく事がある
人間を幸せにするのは人間だ
しかし人間を不幸にするのも、また人間だ
そんな当たり前な事を少女は考え続け
何故、私達は生きるのかと
『それって人類最大の疑問だよね。
考えるだけ馬鹿な話だよ
ただ此処にいるから生きているんだ
理由なんて存在しない。
もし生きている理由があったらさ僕らはそれに従わなければならない事になるじゃない?
生きる理由なんて自分で決めるものだよ。』
…………そうですね。
『ちなみに僕は君と幸せになるためにさ
今を過ごしてるんだよ』
…………そうですか、頑張って下さい。
少女は少女に想いを寄せる男を後にして、また考える。
生きる理由ではなく
ある人間の少年の
物語の結末を―――――
愛に溢れた病み心をたどったその先へ
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