面倒ごとの始まり

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数日前ー 「颯斗ー、新歓っていつだっけ?」 「確か、10日だったと思う」 「うげぇ・・・もうすぐじゃん・・・颯斗は風紀だから見回りだったけか」 「あぁ」 あからさまに嫌な顔をして悠斗はべチャリと机に突っ伏した。 「まぁ精々足掻きやがれ我が親友よ」 「何か颯斗口悪くなってねぇ!?しかも無表情だから冗談に聞こえない!!!」 「いつ誰が冗談と言った」 「冗談じゃないんかいっ!」 ビシッと悠斗のツッコミが炸裂する。 これだから悠斗は面白いwww 「・・・マークは二年と年か・・・主に体育館裏や倉庫・・・中庭はコースアウト、屋上も同じ・・・」 「真面目ですなぁー。じゃあ中庭と屋上は大丈夫なんだな」 「・・・考えろ。チワワのようなもやしっ子が、180もあろうガチムチに敵うと思うのか。口を押さえられて取り押さえられて中庭などに連れ去る、ということもある」 呆れた・・・そんなことも分からないのか・・・? 「あ、そっか」 「だからコースアウトだろうが警戒は怠らない」 「ふーん。俺、鬼になろっかなぁ。サボれるし」 「好きにしてくれ」 さて、仕事も終わったし寝るか。
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