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「二人部屋だっけ?どういう基準で決めてんだろう…」
「そんなことを気にするより、早く行きましょうよ、ゼノさん」
ライラの急かすような声にゼノはそーだな、と苦笑した。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ホテルのような綺麗な兵舎に入ってすぐにカストネル少佐から番号札を受け取った。どうやらこの番号札から部屋を割り振っているらしい。
イリアスは少し不安ではあったが諦めからか、かなり楽観的でいた。
それぞれが札をもらったところでなぜか確認しあうロランたち。
「あ!やだ、あたしあんたとだわ…」
「…やだって失礼ですよミラさん。私だって気が強そうなミラさんとは嫌です!」
どうやらライラはミラと一緒の部屋だったらしい。だが二人ともかなり嫌そうな顔をしている。
「…あれ?ディオンは?」
「彼は志望してたの違うんでしょ?階も場所も違う場所に部屋があるんだよ」
ロランが教えてくれた。
「で、ゼノは誰と相部屋だった?」
ロランの言葉にゼノはそこで初めて番号をみた。対になる番号は7と書いてある。
「7の人と」
「あーじゃあ僕とは違うや。まぁどうせ部屋に行けば会えるだろうし、先行ってるよ」
ロランは言いながらあっという間に姿を消した。
キョロキョロと辺りを見回すが7の
人はいないようだった。少し不思議に思いながらもまぁ後で探せばいいかと諦めるゼノ。
と、そこで急にイリアスがゼノの袖を引っ張る。
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