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まず、このエッセイを読んでくださる方々へ、厚く御礼申し上げます。
ご存知の通り、私は一部の批評しかし私自身の生き方に直結する問題故に、小説をやめています。
それは物語として必要な血肉、情景描写や比喩表現が少なく、読者に空気を伝えていないという欠点です。それ故に読者は息苦しい会議資料を読まされている、ととある方に喝破されました。
とことん悩みました。
努力と勉強次第で物語の血肉は与えられる、との助言を様々な方々から頂きました。
そして、今は息苦しいけれど小説をやめると、エッセイの説得力がなくなるから続けて欲しいとも言われました。
けれど私自身が目指す方向は、作者の下手な飾り付けを極限まで減らし、ありのままの事実を述べ、感想やテーマは読者自身に委ねるスタイルです。
それを「在り来たりの似たような話ばかり。」「わかりやすいキャラクターばかりで人間臭さがない。」「テーマがつまらない。」とバッサリ斬られたら、読者に想像力が足りないか、私が提供する情報が足りないか両方かも知れません。
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