ノベリスタと「新しい才能」

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ノベリスタというイベントは、審査委員長でありプロ作家の石田衣良氏の言葉を借りると「新しい才能を求める」公式イベントです。 これまでのエブリスタ大賞と異なり、入賞作品には石田氏から講評が頂けるうえ、将来石田氏監修の短編小説集に確実に収録される他、石田氏主催の小説スクールへ参加できる等、かなり勉強や励みになる特典満載です。 参加資格は1話40ページ以内で図書券販売対象作品である事、そして連載中もしくは完結は問わないとの事です。 図書券販売対象作品でなければならない理由は、読者にお金を払って読んで頂ける作品でなければならないと、シビアで実戦的なものです。 そこまでしてクリエイターを発掘し、育成しようとする試みは大変素晴らしいと思います。 そして小説に関しては素人集団と思われている運営スタッフではなく、プロ作家が中心になって行っているので、安心してイベントに参加できます。 最初は純粋に憧れました。実際に40ページの有料作品を作って参加したいと思いました。 しかし。 この図書券販売対象作品という条件のおかげで、ノベリスタはエブリスタ大賞に近付いているように思えてならないのです。
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