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「あいつ……A組がなんで?」
何やらさっちゃん先生が困惑している。どうした一体。
一先ず、適当に置かれた机と椅子を中に入れ、後ろまで持っていく。
中央、はなんかやだ。廊下、は椅子蹴られそうだから却下。なら窓際かなぁ。
窓際後ろって場所は一番人気者達の場所だと相場が決まっているが、これから積極的に関わる予定なので問題なし。
休み時間毎に集まってくるんなら寧ろいい暇潰しになる。
という訳で窓際へGO。人数が少ないのか後ろはそれなりに余裕がある。まぁ大丈夫だろ。
「決めたか。視力大丈夫か?後ろから黒板見えるんなら言う事はないんだが」
「問題なしです」
「ならいい。よし、ちゃっちゃか出席取るぞ。珍しい事に連絡事項が4つもあるからな」
さっちゃん先生が出席を取り始めるのと同時に、教室内が少しざわつく。
会話を聞いていると、どうやら連絡事項が3つを越えるのはかなりレアな事のようだ。
周りから「なんなんだろー」や「実は転校生が2人だったり?」とかの声が聞こえる。
最後に俺の名前が呼ばれて、出席確認は終わった。
「さて、連絡事項を言うぞ。静かにしろー。まず最初に、この学校の生徒が何を考えたのかネットに酒を飲んでる写真を上げやがった。その関係で先生達は少しピリついてる。あんまりからかったりしないように。次、この階のトイレの個室のドアが昨日ばか騒ぎした生徒がぶっ壊したから暫く使えない。下か上の階に行け。3つ目、ほら喋んな喋んな。後少しだから。クラス委員は放課後に職員室集合。ばっくれは許さん。最後、A組とB組が朝方登校中に喧嘩した。暫くはあっちに近付くな。以上。1限は英語だからな」
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