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「あ、それから深夜に窓から手とか頭とか出さないでね」
「はぁ。いいですけどなんでですか?」
「この家のルール」
変なルールもあるもんだな。
「それとここから新しい学校までの地図ね」
「ありがとうございます」
叔母さんから手書きの地図を受け取り、取り敢えず一見してからポケットに入れる。
実家からここまでは駅2つぐらいの距離なんだが、別に前居た学校にはなんの未練も無いのでここの近くに転校する事にした。
金払うの父さんだしなんの問題ない。寧ろ借金でもしてあの浪費癖を治せばいいのに。
まぁ、そんな訳で俺の新しくも短い生活が幕を開けた。
来て早々色々と大変な予感がするが、どうせ短い間だ。碌な改善も出来ないだろうし、成るように成れ。
流れに身を任せるのも悪くはない。
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