プロローグ

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鼻を膨らませ興奮状態の 高木は成績はいいのに どこか残念なルックスだけに それ以上突っ込むのは辞め、 そそくさと掲示板に クラス割の紙を貼り始めた。 けれど貼りつけた紙の中に 無意識に探してしまった その名前。 ───倉橋 春璃。 彼女が桜花台に入学する事は 羽生から自慢げに 聞かされていた。 「ハルは僕がいるから 桜花台受験したらしいよ」って。
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