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話をまた戻します。
ソファーに手をついたときに鳴るギッという音を聞いたすぐ後、に軽くキスをされた。
そのままじっと薄い緑色の瞳に見つめられて、目線を口元に移す。
その唇は、小さい声で「カッコイイな」と呟き、いたずらっぽく笑って、今度は柔らかい唇で、唇をふわっと軽くつまんできた。
唇がこんなに柔らかいのかと感心をした。いや、柔らかい部分の使い方なのかと、思わず頭のエロ引き出しを大急ぎで開けて「エロノート」を取り出し、すばやくメモを書き込む。
あわててるから表紙の裏の部分に、かなり詳細に。
それほどの衝撃であった。
キスというモノの神髄の入り口を見たような気がした。唇の裏側にあるわずかな部分はこんなにも柔らかいのかと。
さらにキスだけでなく、向き合っていた時から感じていた圧倒的なチカラの差みたいなものを、このあと魅せつけられることになる。
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