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亜「...へ?」
思わず素っ頓狂な声を出してしまった
このクラスの学級委員長の一人である
五十嵐 啓太 (イガラシ ケイタ)
に話しかけられ、その内容におかしな声を出してしまい、少し恥ずかしかった
啓「学園来たばっかで大変な時期だろうけど、新入生歓迎会ってーのがあってな?俺ら1年はしてもらう側だし詳しい事は分かんないんだけど
なんでも二泊三日で理事長の所有地の島行くらしくってさぁ」
亜「.......そうなんですか」
啓「それで歓迎会で一緒に行動する班決めないといけないんだ、良かったら一緒の班なんないかな?って」
亜「....私は..悠達と組もうかと」
啓「んー....俺もそれが良いと思うんだけど、何故か理事長が女子はそれぞれ別の班になるようにってさ」
亜「.............そう..なんですか?じゃあ良いですよ貴方の班で」
啓「ほんと?良かったぁ!断られたら折角仲良くなれるチャンス潰れるとこだったったぁ」
亜「...?」
啓「女子とか関係なく、折角同じクラスなったんだから男子とも仲良くなってほしいじゃん!」
亜「...そうですね、歓迎会..よろしくお願いします」
啓「おー!こっちこそよろしく!えーっと....桜..でいいか?」
彼は私をどう呼べば良いか迷っているようだ
亜「好きに呼んでください」
啓「じゃあ亜花里で!改めてよろしく亜花里」
亜「はい、よろしくお願いします五十嵐くん」
差し出された手を握り返し、ニコリと笑う
歓迎会が予想以上に大変な事になると、このときの亜花里は予想も出来なかった
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