第一章

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付き合い始めて、3日目。 私はあることに気が付いた。 夏休み真っ最中の私と、社会人の悠ちゃん。 暇な私と、忙しい悠ちゃん。 そっか…両想いとはいえ、毎日会えるわけではないし、ずっと一緒にいられるわけでも…ないのか… そんな当たり前のことに、ようやく気が付いた。 これは、仕方のない現実。 寂しいと言えば、寂しい。 本当はね? でも、悠ちゃんの彼女にようやくなれたんだもん! ワガママなんか、言ったりしない。 嫌われたくないし、困らせたくない、 生活環境の違いが、すれ違いを生む。 なんかの雑誌にそう書いてあったけど、 そうなってたまるもんですか! ようやく手に入れた、悠ちゃんの彼女の座。 このポジション、逃してなるものかっ! そう心に誓う。
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