第一章

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そして… 悠ちゃんの仕事の邪魔、それだけはしないように気を付けよう。 そう心に決めていたけれど……。 あぁ、もう我慢の限界。三日しかもたないよ。とうとう私は悠ちゃん切れに陥った。 悠ちゃんに会いたい、会いたい、会いたい。また、あの大好きな腕の中に抱き締めて欲しいな、なんて……、嬉しい妄想に緩む頬。 その衝動に突き動かされ、 私は、連絡もせずにここに座り込んでいる。 主のいない部屋の前。 もう……、かれこれ1時間近くになるかなぁ。 それにしても、寒くない季節でよかった。 なんて、どうでもいいようなことを思いながら、大好きな悠ちゃんの帰りを待つ。
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