第四章

15/178
4524人が本棚に入れています
本棚に追加
/1211ページ
「シャワー浴びてくる」 その場で大きく伸びをしながら、理子がうんうん、と嬉しそうに頷いてるのをみてーー、俺はその手を素早く引き寄せた。 一瞬触れるだけのキスをし、うん、満足。 ふいをついた俺の行動に、驚き目を見開いた理子。至近距離で目を丸くしている。 うん、その反応にさらに満足。 「されるのもいいけど、俺する方が好きなの」 「……」 「10分でおりてくから、甘いコーヒー入れといて」 「……わ、わかった」 ポカンとする理子を置いて、俺は洗面所へと向かう。 毎朝、飛び乗りはキツいけど、キスで起こされるなら……、うん、それもいいかもーー、
/1211ページ

最初のコメントを投稿しよう!