第1章

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「こんにちは、今日は日替わりバランス定食で!」 「あいよ!」 最近顔を覚えてくれた学食のおじちゃんはご飯を大盛りにしてくれる。 ダイエットできないなあなんて思いつつもこのぷにぷにのお腹を見せる相手も見られる予定もないからまあいっかー、って軽く流しちゃってる今日この頃 ちょっと意地悪だけど優しくてイケメンの先輩のいるテニスサークルとか、友達と女子会とかイマドキの大学生活を高校生の頃は思い描いてた それが ひとりぼっち学食は当たり前 放課後は影の薄い文科系サークル 学校内で言葉を交わす人は数えるほど 仲のいい友達に至ってはもう... 我ながら笑ってしまうような大学生活である。 平凡といえば平凡、満足といえば満足 でも もうちょっと刺激がほしいなあなんて思ってしまうのはわがままなんだろうか
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