治らない

2/4
前へ
/1782ページ
次へ
平成25年3月。 イボ痔だと思って、市販の塗り薬を塗っても治まらない。 それどこれか膨れて痛くて排便の時、トイレットペーパーに血が付く。 どうしても痛くて、かかりつけ医に行ったら、隣駅近くにある肛門科がある病院を紹介された。 どうしても1人で行くのが怖くて、ダンナに休みを取ってもらい一緒に行く。 名前を呼ばれ、お尻を出して先生に見せる。 「麻酔して切って縫って終わるから」 そう言われて、いくらかかるのかとか、ダンナも呼んで貰い、話を聞く。 5千円ぐらいですと言われて、ダンナが… 「じゃぁ切ってください。」 そしてまた処置室に… ただでさえ痛いのに、局部麻酔がすごく痛くて、痛いいたーい!と終わるまで叫びまくる。 怖くて大人しくしてたら… 「はい、終わりました。 話がありますので、旦那さん呼んで来て」 そう言われてダンナを呼び診察室へ。 先生「イボ痔だと思って切ったら、肉腫だったんで、検査に回します。明後日また来てください。薬出しときましたから」 肉腫? その時は私はまだ何もわからず、ただ痛みと怖さから解放された安堵でいっぱいだった。 ダンナが会計を済ませて、薬局で薬もらってから、近くのダイソーでガーゼやサージカルテープを買って帰ってきた。 ただうちはウォシュレットではないので、排便したらお風呂場でお尻をシャワーで洗ってガーゼをつけてた。 1日置きに消毒に通った。 検査の結果が出た。 先生「すごく珍しい病気でね、顆粒細胞種と言うのでした。 幸い悪性ではないから、また膨れたら切るから来てください」 私はどんな病気なのかわからず、ただ不安で家に帰ってから泣いてた。 ダンナが帰ってきて、もらった検査結果を見せて泣いた。 この時はまだダンナは気分屋で、Twitterでは私の悪口を書いてたし、必要以外会話は無かった。
/1782ページ

最初のコメントを投稿しよう!

170人が本棚に入れています
本棚に追加