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国語や数学、
科学に歴史。
それらが始まっては、終わっていく。
そして、
今の時間は体育。
またも速人という少年が人気を集めていた。
100mを7秒で走る偉業を成し遂げたのだ。
常識なら、
中学2年生が、
いや、
金メダリストでさえ、
出せる記録でない事は明らかだ。
少女の父親による手術の影響である。
得意気になっている少年の顔の色が明らかに悪くなっている。
肩で息をしているし、
足も震えていて、
立っているのも辛そうだ。
周りのクラスメイトに心配されながら少年は、
先生に保健室へと連れていかれた。
速人くん、
可哀想…
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