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エルダ
「待て、偉大なるこの私の話はまだ終わっていないぞ。」
葉月
「ご・ごめんなさい、私にははぐれた仲間が居まして…、すぐに合流しなければならないんです!
さようなら~!」
葉月はエルダの言葉に答えずに言う事を言うと扉に手をかけた。
葉月は本能的にエルダからある人物の姿が重なって見えていた。
このまま一緒にいると間違いなくトラブルに巻き込まれる。
そう予感…と言うよりも確信を持っていた。
葉月
「…。(ここから離れなければ…!)」
そう思い扉を開けて一気に外へ駆け出した。
エルダ
「偉大なるこの私の話はまだ終わってないと言ってるだろう。」
葉月
「え…?」
葉月は目を見開いた。
葉月の駆け出した先は先程いた小屋の中だった。
後ろを振り返ると出口があり外には森の景色が広がっている。
葉月
「ご・ごめんなさい、方向を間違えて…。
さようなら~!」
葉月はエルダが言葉発する前に再び出口へ駆け出した。
エルダ
「だからまだ話は終わっていないと言ったであろう。」
葉月
「‥‥!!」
葉月の駆け出した先はまたエルダのいる小屋の中だった。
葉月は何も言わずに一目散に出口を駆け出した。
エルダ
「お前も懲りない奴だな。」
駆け出した先にはやはりエルダのいる小屋の中で葉月を見たエルダは哀れみの目で葉月に話し掛ける。
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