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盗賊の2人はカルマの鉄拳により意識を失ってガックリとその場に倒れ込む。
残された最後の1人は一瞬の出来事にただ呆然と立ち尽くしていたが慌てて身構える。
オラクル
「凄ぇぜ、兄貴。
盗賊を一瞬で瞬殺だぜ!」
カルマ
「ま、俺様にかかればこんなもんよ。」
オラクルの声援を背にカルマは余裕で応える。
盗賊
「ク・クソゥ…!」
盗賊はカルマがただ者でない事を悟り身構えつつも後退りをする。
カルマ
「俺様に喧嘩を仕掛けたのが運の尽きだったな。
命が惜しくばテメェの持ってる有り金と金品全て差し出せや!」
カルマは盗賊に対しドスを効かせて前へ一歩出る。
葉月
「カルマさん、それじゃどっちが盗賊が分からないですよ…!」
カルマの言葉に対し思わず水を差す葉月。
カルマ
「あん?んなもんどうでもいい事だぜ。
これは言わば身を守る為にやる正当防衛ってやつだ。」
葉月
「いや、正当防衛で金品巻き上げる何てないですから…。」
ムチャクチャ言うカルマに葉月は正論を言う。
オラクル
「兄貴、金品だけじゃなく身ぐるみも剥いでやりましょう!」
カルマ
「おお、そいつぁいいな!」
オラクルが親指を立ててカルマの言葉を絶賛する。
葉月
「それでいいのか坊主~!!」
オラクルの言葉に思わず叫ぶ葉月。
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