20人が本棚に入れています
本棚に追加
葉月
「カ・カルマさん、私なんかに構わず相手を倒して下さい~!!」
カルマ達を見た葉月は咄嗟に叫ぶ。
カルマ
「何、いいのか!」
バキッ!!
盗賊
「グハッ…!!」
カルマは葉月の言葉に振り向きざまに鉄拳を叩き込む。
殴り飛ばされた盗賊はあっさりノックアウトされる。
葉月
「え…?」
カルマ
「いや~、いくら俺様でも仲間に手を出してまで敵を倒すのは気が引けていたんだがな~!」
葉月
「え…?」
カルマ
「だが、お前がそこまでの覚悟があるならば俺様も遠慮なく殺れるってもんだぜ!」
葉月
「え・え…?」
葉月はカルマの言っている言葉が理解出来ずただ聞き返すのみだった。
だが、そうしている内にカルマは容赦なく掌に力を溜めている。
葉月
「あ・あの…、ちょっと、カルマさん…?」
カルマの行動にやっと事態を理解し始めた葉月は慌ててカルマに話し掛ける。
カルマ
「安心しろ。」
不意にカルマが話し掛ける。
葉月
「え…?」
カルマ
「お前の骨は俺様がしっかり拾ってやるぜ!!」
葉月
「ええ~!!」
カルマの言葉に思わず声を上げる葉月。
カルマ
「ま、そう言う訳だからよ、達者で死ねや!」
カルマは言った矢先に容赦なく掌から気弾を発射する。
最初のコメントを投稿しよう!