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拝啓、お父様お母様。
どうやらあなた方の愚息こと、安良井 伊織(アライ イオリ)は17年の生涯を終えることになりそうです。
思えば親孝行らしい事をしたこともありませんでしたね。
私がまだ小さい頃からお父様は仕事一筋で、お母様はお父様しか見えてなくて、一度も家族で出掛けた事もありませんでしたね。
修学旅行先で事故に遭った時も、駆け付けてはくれませんでしたね。
虐められて泣いて帰った時も、慰めてはくれませんで
…あれ、ウチの親マジ駄目親じゃね?
ってか、俺なんでこんなこと考えてんの?
ってか、目の前の天使の様な悪魔の笑顔が素敵な女性は誰なの?
ってか、そもそもここ何処だし。
ってか、何故に俺は今銃口を眉間に押し付けられてるの?
ってかてかてか……
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