弟の場合

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視界が真っ白になって、目が覚めたらーーー 「ローブの集団に囲まれてますwwwww」 というか、目線が少し高い希ガスwww 「貴方が勇者様ですね?ようこそいらっしゃいました」 こちらの呟きは聞こえなかったようで、丁寧に頭を下げてくる姫様的な人。 まあローブ被ってるから容姿分からんのですがww 俺を囲んでるローブは護衛のためでしょうなww別に何もせえへんちゅーにwwwいや、今すぐ小躍りしたいくらいテンション上がってますがwwwww 「はい、そうです」 とりま、最初は真面目に行きますか。話が進まないし。 「良かった…それでは、勇者の儀を行いますので、付いて来てください」 で、少し奥に歩くとテンプレ通りの泉がwww というか、予想以上に綺麗な泉だな。少し飲んでみy……… 誰だこのクソイケメンは。 あっれれ~おっかしいぞ~? 俺は確かフツメンだったはずなんだけどなぁ~?あれですか?勇者はイケメンじゃないといけないから魔改造でもされました?実際、背も高くなってるみたいだし? 「?勇者様?」 泉を覗き込んだまま固まった俺を不審に思ったのか、姫様(多分)が声をかけてくる。 「ああいや、何でもないっす」 「そうですか。それでは、泉の中央まで行ってください」 とりあえず、考え事は放棄して言われたとおり泉の中央へ。 泉の深さは腰くらいまでしかなく、ひんやりとしたものの、濡れてるという感じが全くしなかった。 うはっww夏場は冷房要らずwwずっと此処に引きこもろうかなwww なんて考えてたら、いきなり意識が暗転した。 「おいおい、どうなってんだ?」 気付けば真っ黒な空間にポツンと佇んでた。 ぼっちwwwwwwwww いや、別に寂しくはねえけどさwww勝手に連れてきといてそれはないでしょwwwww 「…貴方が今代の勇者ですか?」 なんか呆れられたような声がwwwww何処にいやがるwww 「貴方の目の前に居ますよ」 バックステップで後ろに跳び、着地後瞬時に戦闘態勢に。 「ふむ、反応は良いようですね。とりあえずは合格でしょうか」 「てめえ誰だ?この世界の神か?」 つい戦闘態勢になってしまったけど、その必要が無いことに今更気付いた。 というかwwwなんか5メートルくらい離れてるんですがwwwwwなんか強くなってね?wwwww
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