第二章

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現在時刻は8時40分。 自宅を出て最寄の駅に着き、ホームで暫しの休息。地元には何故か大きなゲームセンターや神姫センター等が無い為、電車で移動しなければならないのである。 「電車なんて久しぶりだよ~♪」 と普段以上に明るいリルが頭上に、 「リル、少しは大人しくするのです」 と言いつつも普段より明らかにソワソワしているレーネが左肩に座っている。 他の神姫はどうか知らないが、『移動中に座る場所』の拘りが有るらしい。 まだ乗車してないのに賑やかな一行。当然というべきか、他の客からの視線を感じる。 注目される事に慣れてないため、静かにしてほしいのだが (最近は外出させてなかったからなぁ・・・) と多少の罪悪感がある為、注意出来ないでいた。
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