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Side横橋拓磨
「痛い痛い痛い痛い!!ちょ、まっ、いたっ!!」
部屋に入って一番最初に聞こえたのは、頭が毛染めの泡まみれの状態で泣いて叫んで逃げ回っている織夜の声でした。(白目)
「どーした!?」
今どんな状況!?
え、てかなんで泣いてんの!?
俺の低レベルな頭では答えは出なかった。
そしてそんな俺を見つけた織夜はすでに大粒の涙をこぼして泣いていて、俺の所まで突進する勢いで走ってきた。
「いだー!なんとかしてー!!」
「とっとりあえず風呂行ってこい!」
「びゃああああ!!」
ついにギャン泣きし始めた織夜をシャワー室まで誘導した。
シャアァァァ…という水圧の音を確認してから奴らが集まっている所までいきもう一度顔を出すと、あちゃー!というやかましい声とおかしいねえと悩んでいる集団を見つけた。
「お前ら何したんだよ。ギャン泣きだったぞアレ。」
びゃああああ!!って…。
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