女の子が好きなんです

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「なぁアスリーよ。俺の昔話しに文句ばっかだなお前」 「当たり前なんだよ。それで?そのルルちゃんのお母さんを助けたの?」 「もちろん。問題は、その助け方だったんだ」 「どうやって助けたの?」 そうだなぁ。これはあんま思い出したくないんだが…。まぁ、仕方ないか… ドンゴラ商会 「貴様、目的はなんだ?何しにここへきた?」 「まあまあ。そう攻撃的にならずに。俺だって、手荒なマネはしたくない。”これ以上は”…な」 「貴様…!!」 ドンゴラ商会へ1人乗り込んだ俺に、手厚い歓迎をしてくれた商会の連中が後ろに何十人も転がっている。いやはや、銃って危ないな。 「はいはい、銃おろして。殺らなきゃ殺られる、みたいなのは嫌いなんだ。」 「目的を言え!なにが望みだ!」 「あんたらが以前捕まえたっていう女性を解放しろ。あとついでに、他の人達もな」 「貴様、何故そのことを!?」 ドンゴラ商会について少し調べた結果、ルルの母親以外にも多く人を捕らえていることが判明した。 「人身売買が、あんたらの本当の仕事だろ?クズ共が」 「誰に聞いたか知らないが、生きて帰れると思うなよ!出せ!」 「あん?……おいおい、マジかよ」 暗くてよく見えなかったが、周りには複数の扉があったみたいだ。その中から、かなりの数の動物が飛び出してくる。 合成生物ーーキメラ。 「とんでもないもんを飼ってんだな。驚いた」 「キメラの餌となれ。こいつらはかなり凶暴に作って…」 「凶暴だろうがなんだろうが、関係ないけどな」 「なん…」 奴らにとったら、一瞬の事だっただろう。俺は自分の能力を使い、キメラを1匹残らず…殺した。 「ど、どういう事だ!?貴様、一体何をした!?」 「さあな。あんたらの可愛いペットはもういないぞ。早く案内した方が、いいんじゃないか?」 「ぐ…!!ついてこい!」 言われた通りついていくと、地下へ繋がる扉へはいる。少しすすむと、見えてきたのは…牢屋だ。 「こんなにも多くの人を…。すいません、この中にルルという女の子のお母さんはいませんか?」 「ルル…?あなた、今ルルって言ったの!?」 「…あなた、ですね。ルルとよく似ていて、美人だ」 ルルの名前を出すと、すぐにこちらに駆け寄ってきた美人女性。 さすがルルの母親、めっちゃ若く見える。 「ルルからの依頼です。あなたを、助けにきました」
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