女の子が好きなんです

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「ルルが…あなたに?」 「ええ。無事でよかった。ルルが待ってます。さあ、帰りましょう」 檻の鍵を壊し、捕まってる人々を連れ出す。思ったより簡単にすんだな… パンッ 「え…?」 「いっ…あ…!」 「お母さん!」 銃声。商会のボスであろう奴の打った弾丸は、ルルのお母さんの肩を貫いていた。 「こうなったら。こいつら全員殺すまでだ。もちろん、貴様もな。」 「……そうだよな。素直過ぎると思ったんだ。そりゃそうだよな、こんくらいするわな。」 「こいつら全員守れるのか?ムリだよなぁ、そんなの。なんなら、お前が盾にでもなる…」 「最初から…こうしとくべきだった」 そこから先は、時間で言うと約5秒ほどだっただろう。数十人はいた商会の連中は次々に絶命していく。心臓、首などの急所を的確に切り落とし、突き刺した。 「な、なんなんだ貴様!み、みんな死…!?」 「早く止血をしないといけない。…死ねよ」 「う、うわぁぁぁぁ!?」 背を向け逃げようとするが、遅い。後ろから心臓を突き刺し、あっけなく絶命させる。 「…背中に乗ってください。早く街まで行きましょう」 「あ、あなたは一体…」 「はは、俺はただの…人殺しですよ」 その後街まで行き、お母さんはルルと再会をする。止血が遅れたため、体調が心配ではあったが、命に別状はないそうだ。良かった。 それから数日後、俺の首に賞金がついた。 「リード!」 「ルルか…お母さんの調子はどうだ?」 「うん、今はすごく調子がいいみたい。それでね!私達、この街に住むことにしたの!」 街の入り口付近で、ルルと出会う。ルルは楽しそうに、嬉しそうに話す。また飲食店を開くのかな?この街なら、安定して店を続けられるだろう。 「そうか。お母さんを支えてやれよ?」 「当たり前だよ。…どこかに行くの?お出かけ?」 「まぁ…そんな感じなのかな」 「ふ~ん。今回はお世話になっちゃったし、またデートしてあげてもいいよ?」 あの一件以来、ルルは俺に可愛い笑顔を見せてくれるようになった。 てか、デートのお誘いだぜ?やべ、テンション上がる。…まぁ、もうできないんだけどな。 「…ありがとう。それは嬉しいな。」 「…どうしたの?さっきから変だよ?」 う~ん。態度に出てたのかな。気をつけてたつもりなのにな。ルルには、話しておかないとな。
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