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「なんなんだよ、人がせっかく…」
「ありがとな、アスリー。死ぬほど嬉しかった」
「あ…うん。それは…よかった…」
顔真っ赤だ。恥ずかしかったのか?すごく可愛いです、アスリーさん。
「それでさ、アスリー。俺のこと特別ってのは、詳しくどういうこと?」
「は!?そ、そんなこと言ったかな~…?」
「言った!絶対言いました!なに?俺のこと好きなの!?」
「う、自惚れるんじゃないよバカリード!とりあえず離せ!」
「いいじゃないか!俺とイチャラブしよう!!」
「う~ざ~い~!噛むよ!噛み付くよ!?」
アスリーはジタバタと暴れる。
うお、力強ぇ!?でも、嫌がるアスリーもなかなか可愛いないたたたたた!?
「ホントに噛むか普通!?」
「すぐ離さないからでしょ!リードが悪い!」
「はぁ…まぁいいか。んなことより…」
「ん?なに?」
「壁…どうすっか…」
アスリーが穴空けた壁。かなり大きな穴だから結構な額いくよなぁ。
「ご、ごめんなさい…」
「…なぁアスリー。俺思ったんだけどさ…」
「なにを…?」
「お前の能力で、これ直せないか?」
「……」
そして5分後。壊れた壁、ついで電気スタンドの修復完了。
「最初からこうすればよかったね。よく思いついた、リードえらい」
「自分の能力なのに何故思いつかなかった」
「灯台なんたらって奴なんだよ。」
「……うむ。そういえば、まだアスリーと出会った時のこと話してないよな。」
「あ~…そうだね。なんか、良い出会いとは言い難いよね。」
アスリーにとって、あまり良い思い出ではないらしい。。まぁこいつ、あの時は”殺し屋”だったしな。
「アスリーが殺し屋とか、今思いだしても笑えるな」
「どーせ向いてないですよーだ。元はと言えば、リードがあんな死にそうな顔してたからなんだよ。」
「こんな可愛い殺し屋なら、いつでも大歓迎だがな!」
「バ、バカなこと言ってないで、早く私達の出会いを説明するんだよ!」
「承知」
アスリーには悪いが、俺にとったら良い思いでなんだよな。つーわけで、回想な。
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