「こ」は恋の「こ」

「い」は、いるかの「い」

心がチクチクと痛む。
ていうかホント！
無視とか有り得ない！
ムカつく！

「あーおーいーちゃーん！！」

教室はいってすぐ葵ちゃんにむぎゅーと抱きつく。

京夜のこととか忘れよう！　
チクチクの痛みも忘れよう！

だってみんな心配しちゃう。
みんなの笑顔を見ていたいから！
こんな気持ちは忘れたほうがいい。

「やっぱり女子高生はいーのー！」
「変態か！」
「あてす！葵ちゃんどいひー！」

チョップをお見舞いされた。
朝会って最初の第一声変態て。
どーゆうこと！？

「葵ちゃんどいひー！どいひー！ちょーどいひー！」
「ねぇそのどいひーってなんだ。無駄に気になる。あと、あてすも。」

…そこに意味を求めちゃおしまいなんだなー

「あてす！はあてす！どいひーはどいひー！これこそ我がルール！」
「はーい!!よく分かりません！」

もー分からなくていいの！！

楽しかったのに。
よく分かんないけど２人とも黙り込んでしまった。