プロローグ

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「わかった。とにかくわかったから聞いてくれ。俺がいても足手まといなだけだぞ」 そう、俺はただの村人だ。ステータスなんてあってないようなもんだ。 「あんたは道案内人」 ちょっと涙が出そうになったがなんとか堪えた。 「いやだ、俺は抜けるぞ。道案内ならパーティーメンバー見付ければそいつがなんとかしてくれる」 俺は行かない。行っても死ぬだけだ。永遠教会ループだ。 「よし、行くわよ」 「あの、話聞いてましたか」 何この完全無視。 「男がグチグチうっさい。黙って私についてきたらいいのよ」 強制的ですか。なら俺にも考えがある。 「わかった。ただし1つ条件がある」 「条件?」 「パーティーメンバーが見付かったら、俺はパーティーから抜けるぞ」 仕方ない。とっとと1人見付けて帰ろう。 「わかった」 「本当にわかったんだな」 「わかったわかった。早く行こう」 本当にわかってるんだか。
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