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地味で、友達ゼロで、無愛想
高校生活最後の1年を過ごす僕は窓際の席でうつ伏せで寝ていた
クラスに友達という奴はいないし、
皆、浮いてる弾き者に関わりたがらない
「おい、欠陥品!」
柄の悪そうな不良生徒が教室の入口で、名前じゃないもので呼ぶ
しん…とクラスが静かになる
そして全員で僕を意味含んだ視線を投げつける
『さっさと行けよ』
僕は気怠げに席を立ち、不良の後をついていく
「金貸してくれよ」
体育館裏、不良は5人で僕を囲んでいた
てか、今時体育館裏って時代古っ
あー…、ボッチから集団でカツアゲか…
地味ボッチvs不良5人じゃ選択肢は決まってるもんな…
「嫌です」
一刀両断してやった
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