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公園で柴田君オススメの移動販売車で、ワッフルを頬張る。
焼きそばを口いっぱいに詰め込んで
「ソースがいいな、ソースが」
と呟く柴田君に思わず笑顔になった。
あっという間に完食すると、あくびでもするような気軽さで、柴田君が口を開いた。
「その後……どーなの、冴島は」
「うん……」
暗くならないようにあえてそうしてくれる優しさが、染みる。
勉強を見てくれたあの日。
先生に一本の電話が入った。
そのまま黙り込んでしまった先生が、私を送ってくれた別れ際。
「全部終わったら、ちゃんと話す。
それまで……待てるか?」
苦しそうに顔を歪めて、じ、と私の瞳の奥を探っていた。
大きく、黒いもやに包まれていくような不安しかなかったけど、先生の瞳の強さに頷くことしかできなくて。
「あの時から、連絡ないよ。
私も、してない」
「そっか………」
「うん………」
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