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まだ起動したばかりの 黎音。彼女はどうにも周りのマイロイドと馴染むことが出来ず、まともに話せる相手がいなかった。 そしてどんどん自分から周りを拒絶するようになり、マスターである小畠ですら遠ざけるようになってしまった。もう彼女は一人…外に出ることも嫌がるようになってしまう。 そんなある日、退屈になり部屋にあったパソコンに手を伸ばした。 何気に起動させた白い箱の機械。そこから彼女の 全てが変わる… その一つがモエッターという 他のマイロイドや人間達と 箱を通じて会話が出来るというものだ。 そこで見たのは初めて 話す人、マイロイド、同じ境遇の仲間と思えた人達。 長く話していると信頼に至る友達と呼べる者が 彼女にもできた… それは彼女にとって世界が広く見えた瞬間… 喜び、共感、楽しみ、友情…周りから 「ネットで友達!?」 と、笑われるかもしれないが、それは黎音にとってはリアルで経験したことのない初めての絆のような ものだった。 そして…… ーーーーーーーーーーー小畠 「どういうわけかネットをやり始めてからはゲーム依存症な毎日というわけです」 だが彼女のマスターである 小畠は少しは誰かを信頼出来るようになって 良かったと安心する 小畠 「もう…あんな黎音の顔は見たくないから…」 黎音 「ねぇ、小畠っちー!モエハンやろうZE☆私モエルーキッチンで体力回復させとくからー」 小畠 「おい、たまには学校行けよwこれだからお前は…」 だが私は今のそんな日常を続けたいと望む END
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