第1章

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「わたしが、聖也君を送ってくわ。車で来ているから」 「いいのか?」 「わたしも家に帰るからついでよ」 四人でコテージの敷地内の出入り口付近に停めてあった暁のバイクへと移動した。 拳銃はバイクのシート下に入れてあり、それを取り出した。 すると、女が、暁のバイクの横でしゃがんでバイクに張ってあるステッカーに指を置いた。 Fffと書かれたステッカーだった。 「あなた、このステッカーどうしたの?」 女のこの質問が不審に思えた。
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