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「・・・・・・今、何時ですか」 蒼井くんはヘッドフォンをかばんにしまって聞いてきた。 そっか、荷物ごと持ってここに来てたんだ。 「何時っていうか・・・たぶんもうHRが終わったかな」 私が教室を見下ろすと、クラスのみんなはもうざわざわと 動きだしていた。 「うわっ・・・・・・マジか!!」 蒼井くんは腕時計を見て時間を確認すると、わめいた。 子供のように慌てだす。
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