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「・・・・・・まだ始まってないと思ってた!」 「やっちゃったね」 私が子供みたいな彼が面白くて ついのんきな声でそう言うと、 なぜだか2人とも可笑しくなって一緒に笑った。 蒼井くんは、クールな印象とは一転し三日月のように口を開き、 顔をくしゃっとして笑う。 あっ。 男子と目を合わすことに慣れてなくてつい目をそらすと、 蒼井くんは私の顔を覗き込むように見つめ、笑い顔のまま尋ねた。
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