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「秋人も…きっと
琉惺をあの街から救って
あげたかったんだと思う。
手帳に書いてあったよ。
八神君は孤高の戦士って。
やっとあの街から
抜け出せたのに…
また戻るなんて絶対ダメ。
専務と神成部長を
失脚させる事以外に
私は望むものなんてない。
Blood and Rosesまで
潰そうなんて思わなくていい」
「……奈緒……」
「秋人が溺れたのは
彼が弱かったから。
秋人が死を選んだのは
彼が逃げる事しか
考えられなかったからで…
琉惺が責任を感じる必要は
ないんだよ」
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