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「俺がどんだけお前に
自分のペース崩されて
どんだけお前にハマってんのか
ホント分かってねーよな」
抱きしめられた胸から
直接耳に響いたのは
恥ずかしそうに笑った
琉惺の吐息。
「確かに最初は秋人さんが
自殺した事に責任を
感じてたかもしれない。
だから好きになっちゃ
いけないって
何度も何度も自分に
言い聞かせて来たよ。
だけどお前を抱くたびに
愛しくてたまらなくて
すげー苦しかった」
頭の上で吐き出された
彼の声に私の胸がトクンと
鼓動する。
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