解放

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会場のセッティングを終え ホテルに戻った私は 秋人の手帳をバッグから 取り出しため息をつく。 佐伯女史には全てを 読んだと言ったけれど 琉惺の名前が書かれた ページから先は 本当はまだ読んでいなかった。 秋人の手帳に 琉惺の名前を見つけた瞬間 それ以上を読むのが 怖かったからだ。 まさか琉惺と秋人が 繋がっていたなんて 思いもしなかったし。
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