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「うん」
嬉しそうに頷いた奈緒の姿に
近藤部長には敵わない自分が
ちょっとだけ悔しかったけど。
イベントプランナーの奈緒は
近藤部長の大切な部下。
だけどベッドの中の奈緒は
間違いなく、
もう俺だけの奈緒だから。
「奈緒、愛してるよ」
彼女の耳元で囁けば
その表情は途端に可愛らしく
赤みを帯びて行く。
プイッと恥ずかしそうに
背中を向けた彼女を
優しく後ろから抱きしめた。
この幸せな瞬間が…
永遠に続く事を祈りながら──。
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