悪逆無道

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サイドボードも、 チェストも何もかも。 引き出しという引き出し全てが 無残に荒らされていて。 慌てて寝室へと足を進めて 秋人さんのものが 残されているはずの クローゼットを確かめる。 …なんで…? ぐちゃぐちゃに荒らされた クローゼットから 垂れ下がっていたのは 秋人さんの白いシャツ。 けれどそれは全て… 無残に切りつけられていた。
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