5人が本棚に入れています
本棚に追加
「しっかしヒデェよな」
何とか僕達は鬼の手から解放されていた
「ん?何が?」
「あの鬼の事だよ!普通HR中に話してただけであんな事するか?」
そう、僕達は鬼の指導者、もとい獅童先生に原稿用紙3枚反省文を書かされた
智也に至っては反省文の内容を見た獅童先生に腹を3発殴られていた
「まだ腹がいてぇ」
「何書いてたの?」
「いやただ、鬼についてびっしり原稿用紙の裏も使って説明しただけだぜ?」
「それは智也が悪い!本当最低のクズ野郎だ!」
「お前なんて、反省文を書く前に作文の書き方を鬼に教えられてたじゃねーか!」
「だって、ややこしいじゃん!」
「何処がだよ!あっ、俺今日こっちから帰るわ、じゃーな!」
「うん、じゃーね!」
智也は何か用事があるのか走って帰って行った
「よし、僕も帰りますか!っとその前に!買い物してこよ」
僕の家は、お父さんがよく海外に出張に行っててあまり帰ってくることがない
お母さんはデザイナー関係の仕事をしてて、仕事が忙しいのかよく仕事場に篭ってあまり帰ってこない
常に家に居るのは、僕と二つ年が下の妹だけだ
二人で協力して家事をし、生活をしている
ちなみに僕は料理当番だ
「今日の夜は何しよっかなー!」
今日はデパートには行かず、小さな商店街に向かった
この商店街にある魚や肉、野菜は新鮮で安いからいい
最初のコメントを投稿しよう!