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「……暑い。夏は日中に出歩くべきじゃないんだよなぁ…」
こんな事をボヤきながら俺が外を歩いてる理由は、『明日着ていく浴衣を一緒に買いに行こう』なんて理恵が言い出したからだ。
一人で行ってよと言いたい所だったけど、彼氏として少しは優しくしておきたかったから、付き合ってあげることにした。
……と、心の中で独り言を言っているとすぐに待ち合わせ場所が見えてきた。
そこでは既に俺に気付いた理恵が、ピョンピョンと跳ねながら大きく手を振って迎えてくれていた。
正直周りの目が痛いからやめて欲しかった。まぁ、可愛いから良いんだけどね…。
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