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「ねぇ、美晴さんがもちろん担当なんでしょ?」
航は浴槽から顔だけを私に向けている。
「うん、一応ね」
「そっか・・・で・・だよ・・・なん?」
シャンプーの泡がついた髪をシャワーで流せば、航の言葉が聞き取り難くなる。
「え?ゴメン聞こえなかった。なに?」
トリートメントを髪に付け、頭の上で一つにまとめる。
「んだよ。ま、イイか。早く入れば?」
航は伸ばしていた足を抱えるようにして、私が入るスペースを作ってくれた。
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