&I

20/102
前へ
/102ページ
次へ
雑誌の最後の 星占いを さっきから眺めてる 君の視線が 君と僕と あともうひとりの 誰かの今日を 想っているようで 君が 音もなく谷間に 栞をはさむまえに 破りたくなる かけひきの 1ページ 僕は君の今しか 見ていないのに 信じたくはないさ 悪い予感は 信じてもいいかな? 喜びの予言を 銀のリングを 外したその指を 握りしめて 遠い町のどこかへ 連れ去って しまえるのなら 僕は 運命から 指名手配されようと 勝ち取ってみせるよ 血にも星にも 占えない 明日をつくるよ
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加