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「西村さん!!大丈夫ですか?」
「……」
「とくちゃんの前でカッコつけるからだよん!」
「な…なんでそれを…」
沢口は驚いた感じで言った。
「西村くんを見てたらわかるよん!チラチラ見すぎだよん!!」
「…西村さん!バレてますよ」
沢口は小さな声で西村の耳元で言った。
「……」
西村は完全にのびていた。
ガラガラ
俺は入口の扉をあけて店の前に出た。
近くの電柱に座り込む西村と西村の背中を摩っている沢口とあきれ顔の須賀屋がいた。
俺とりさこととくちゃんは3人がいる所まで行った。
「西村大丈夫か?」
「たかっち!大丈夫だって」
「そうか!」
「さっき~あっちで気分よく吐いてたからん!」
須賀屋があれがある場所を指差した。
「みや!」
「りさ!冗談だよん!」
「……!?」
とくちゃんはのびている西村を見て驚いた。
ぎゅ
とくちゃんは俺の左腕を両腕で絡み掴んだ。
「と…とくちゃん!?」
「ま…まあ、びっくりした!!」
とくちゃんは下を向いた。
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