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「あっ!タクシーが来ましたよ!!西村さん!」
そう言うと、沢口は手招きをしてタクシーを西村の横に停まらせた。
ガタッ
「西村さん!タクシー来ました。さぁっ乗りましょ」
「……」
「しかたないなぁ~。沢口くん、左肩頼むねん!」
「…はい!」
須賀屋は西村の右肩を、沢口は左肩を担いで、タクシーに乗せた。
「沢口くん!あとは、よろしくぅ~!」
「は…はい!まかせて下さい」
バタン
ブロロ~
タクシーは西村と沢口を乗せて行ってしまった。
「たかっち!!西村くん、けっこう~重かったよん!なんで、手伝ってくれなかったのん?」
須賀屋は俺を見た。
「いや…その……」
俺はとくちゃんが俺の腕に絡んでいたので手伝えなかった。
「りさ、店に戻ろう!」
「そうだね!」
りさこと須賀屋は店内に戻った。
「と…とくちゃん!なんで、俺の腕に絡んだの?」
「まあ、西村くん見てびっくりしたから」
「い…今はもう大丈夫だよね?腕を離してくれる?」
俺がそう言うと、とくちゃんは俺の腕を離した。
「俺たちも店に戻ろう!」
俺は店に戻ろうとした。
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