2人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はりさこに土曜日夕方から空いてるかどうか聞こうとりさこの家に電話した。
「もしもし、夏焼ですけど?」
りさこのお母さんが出た。
……りさこは高校卒業後、専門学校に2年行き、その後、地元の幼稚園で働いている社会人5年目だ。今も実家に住んで、両親と暮らしている。
……俺は高校卒業後、地元の会社に入社した。中小企業だが、なかなかの会社だ。社会人7年目だ。
俺は大学に行きたかったが、志望大学を全て落ちてしまい、仕方なく、地元の企業に就職した。
「もしもし、高岡です。りさこさんいますか?」
「あっ!たかおかくん!!りさこに換わるわ~」
俺はお母さんに気に入られていた。
「もしもし、たかくん!どうしたの?」
「今週の土曜日の夕方、空いてるかなぁ~て!もし、空いていたら、デートしようかな~って思って!!」
「たかくん!!ごめん。その日は、仕事終わってから、みやと食事に行く約束があるの」
りさこは須賀屋と約束をしていた。
「あ~そっか!じゃ~むりだね!!」
「たかくん、ごめん」
「いいよ。また、連絡する」
「今度、絶対行こうね!!」
「じゃ~またね!おやすみ」
「たかくん、おやすみ」
ガチャ
俺はりさことの夜を進展させたかったが、今度にすることにした。
最初のコメントを投稿しよう!