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「高岡~頼むよ!」
「俺からもお願いします!!」
「そんなこと……俺に言われても……」
10月のある土曜日、立ち飲み居酒屋で、西村と1つ後輩の沢口と飲んでいた。高校生の時、新聞部だった2人だ。当時は嫌いだったが、今は飲み友達だ。
「まあさちゃ~ん!すきだぁ~!!」
「みやび先輩!好きです!!」
この2人は片思い中だ。
……3か月前に西村が合コン開いてくれって俺に頼んできた。
「絶対…と…徳永を呼べよ!!」
最初はなんで、とくちゃんを呼んでほしいんだっと思った。
後々聞くと、たまたま入ったゲーセンにとくちゃんがいて、1人でゲームをしてる姿を見て惚れたらしい…。
合コンは男子3人(俺と西村と沢口)。女子も3人。合計6人で行った。
合コン当日、俺たち男子3人は先に店に来て、奥から西村、沢口、俺の順で座った。
「徳永先輩来ますかね?」
「来るはず!!なぁー高岡?来るよな?」
「とくちゃんは呼んだから……」
「よし!!」
西村はとくちゃんが来ると聞くと、とても張り切っていた。
「みやび先輩も来ますよね?」
沢口が心配そうに聞いてきた、
「須賀屋も呼んだから……」
「あ…ありがとうございます!!」
沢口は俺に深くお礼を言った。
お礼を言った沢口の顔はとても喜んでいた。
10分後、女子3人が来た。
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